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ハートが目を覚ます時(後編)・・by さやか

先生とツバメの赤ちゃん

こんにちは。認定ティーチャーの高橋さやかです。
今回は、「ハートが目を覚ます時(前編)」から引き続き、一般クライアントの I さんが先生から頂いた濃密なご指導と、そこから大きく変容してきた I さんのことを書いていきたいと思います。

7年ぶりにセミナーに参加した I さんは、これまで長年想いながらも進まない恋愛や、男性に対していつも出てしまう自分のパターンをご相談しようと話しはじめました。
先生はそんな I さんに、次に進むということができない執着のパターンがあることを話されました。また先生は、多くの女性が愚かにも陥ってしまう「王子様願望」についても、例え話や笑いをまじえて話され、他の女性参加者や私自身も、耳が痛く心当たりがあり過ぎて笑うしか無いような、沢山のご指導がありました。

そして先生は I さんに、「あなたは年齢よりずっと若く見えて本当に可愛らしいし、これから自分の在り方を変えていけば、もっといくらでも素敵な恋愛ができるはず。カルマと向き合うのは、あくまでも表現と行動をもって現実を変えていくことが前提であって、自分の世界にこもって内観日記を書くためじゃない。あなたがこれから変わっていくためには、不要なものを捨てて、日々輝いている自分に近づくために必要な要素を育てていくことが必要です」と仰いました。

I さんは、思いがけず先生に「若く見えるし可愛らしい」と褒めて頂いた嬉しさに舞い上がりつつ、これまでの恋愛が執着だったことや、自分の思い込みがガラガラと崩れていくことに放心した様子でした。ご指導を聞きながら、「そうなんだ‥、でも、本当にそうだと思います」と何度も言葉にしていました。

先生はそこから、本来光っているスピリットが、カルマまみれの人間界に転生をした後、カルマの引力に逆らって輝きを放つのがどれほど大変かということを、I さんにこのようにお話しされました。
自分がいちスピリットとして人間に転生しているっていうのはわかるよね? スピリット自体は純粋なものだから、野原に咲いているような小さな花も、バラや蘭のようなゴージャスな花もみんな美しいのと同じように、どのスピリットももともとは光っているんです。そのスピリットが人間界に転生する理由は、美や愛に完全に反しているカルマまみれの人間界で如何に光るか、ドブ底のような場所で如何に輝きを放つか、全転生においてこの勝負をするために生まれてくるんです。
基本的にカルマは形状記憶していて元に戻ろうとするから、一年かけてすごく頑張って確実に成長したと思えたとしても、何かの出来事をきっかけにほんの一週間で元に戻ってしまう、それくらいカルマの引力は強いもの。だから、自分を磨くことに人生を捧げるようにして努力した人しか輝けない。今のあなたのスタンスだと、過去や感情に囚われているうちにあっという間に人生が終わってしまいます。
輝いている将来の自分のイメージをはっきり持ったら、如何にこれまでとは違う新しい選択を日々し続けられるか。これを毎日、5年10年と続けたら、その時あなたは輝いているはずです


このような濃密なご指導を頂いた I さんは、今まで感じたことが無いような、ハートや頭のてっぺんが活性化する感覚を味わいながら、セミナー後の日々を過ごしました。
そしてある日、I さんはこんな鮮烈な体験をしたと話してくれました。
職場にツバメの巣がつくられて、生まれたばかりの赤ちゃんツバメたちが激しく泣き叫んでいるのを聞きながら仕事をしていたとき、ふとその叫びが、私のハートに直接響いてきたのです。私はびっくりして感動しました。そして、思わずその場にあったメモ用紙に『命の鼓動、命そのもの』と、書きなぐりました。
ところがさらに驚くことがありました。その日の帰りの電車で、セミナーの録音を聴きはじめたところ、今度はお話しされている伊藤先生の声が、ツバメの赤ちゃんの声と全く同じように、ハートに直に響いてきたのです。その時、先生ご自身が、命そのものであり、純粋さそのものなんだと感じました


I さんは、セミナーで教えて頂いた先生のご指導はもちろん、この鮮烈な体感が何より大事なものだと感じて、録音を聞き返しながら日々取り組んでいきました。そして、I さん自身の人生に、生まれて初めて根本的なリセットがかかっていくのを感じたそうです。

それは、「運命を感じて一方的に恋した男性への数年にわたる執着を吹っ飛ばし、これまで2年間口だけで先伸ばしにしていた独り暮らしを実行させ、40年変わらなかった家族との関係がこれまでと違う行動をしたことで新しいものに変わり始めた、それほどの力があるものでした」と話す I さんの言葉から、このことが I さんにとってどれほど大きなことだったかを感じます。

こういったことを、I さんは2ヶ月後のセミナーで伊藤先生にご報告しました。
先生はそんな I さんに、「何年かぶりに現れた1回のセミナーで輪廻のリセットが入るなんて、すごいことだね。おめでとう」と仰ってくださいました。それと同時に、「果たしてこの先、1年後2年後、5年後10年後、それをどれだけ守れるかっていったらなかなか難しい。『リセットがかかった』と言っても、『なんか気がついたらもとに戻ってた!』っていう可能性のほうが充分に高いですよ。よっぽど毎日自分と戦い続けて、毎日毎日『先生とツバメ』を選び続けないとね」とも仰いました。

I さんはご指導を受けて、伊藤先生への感謝や、衝撃、感動のほかに、果たして自分にそんなことができるのか、という恐れが出るのを感じながらも、今の気持ちをこのように語っています。

ここまで来たら、未知の世界に向かって進み続けるしかありません。『カルマの強力な力に逆らって新しい選択をし続ける。それを毎日、5年10年続けて初めて私は輝くことができる。今までと同じようにやっていても何も変わらない』ということを、7年振りに受講させていただいたセミナーで私は、伊藤先生に教えて頂きました。
それを実行し続けることが、今までに頂いたご恩を無駄にしないことであり、私のスピリットの望みなのだと感じています


私は、セミナーを受けてからの I さんが、これまでとは別人のようにキラキラしている様子を目の当たりにして、感動しています。人はここまで変われるんだと I さんは体現してくれました。新たに始まった I さんのチャレンジを、これからも応援し続けたいです。

高橋 さやか
ライブセミナー | Comments(-)

はじめまして ・・ by 二村

5年目の自己紹介です

はじめまして。コース生の二村です。
私は伊藤先生のもとで学びはじめて5年目になります。いま、息子や娘との関わりについて省みることが沢山あって、先生から頂いているご指導を深く噛みしめているさなかにいます。こういうことを、他のお母さんたちにも知ってもらいたいと感じて、今回ブログ記事を書かせて頂くことになりました。

まずは、私の自己紹介をしたいと思います。
私は現在、夫と義母、長女、長男の5人暮らしです。数年前から、自宅やスポーツクラブでヨガ講師の仕事をしています。
ヨガ講師を目指したきっかけは、もともと身体を動かすことが好きで、気持ちの浮き沈みが激しかったけれど、ヨガをすると落ち着く感覚があったからでした。また、主婦としてだけでなく、自分の仕事を持って働きたい気持ちもありました。講師として働けるようになった現在も、身をもって実感したヨガの効果や良さを他の人にも伝えられることは喜びで、私自身がとても助けてもらっていると感じています。
ただ残念ながら、私にとってヨガは、私の心の問題を根本から解決してくれるものではありませんでした。

私は伊藤先生にお会いする前から、ヨガを学ぶだけでなく、精神世界やスピリチュアル、自己啓発などの本をたくさん読んできました。また実際に、そういったことを教える方のところに直接学びに行ったこともあります。しかしどれも、3年くらい学ぶと行き詰まりを感じて新しい学びを探すという、スピリチュアルジプシーのような自分でした。

そんな私が、友人から伊藤先生のご著書を借りて読み、初めてセッションを受けさせて頂いた時の事は忘れられません。
初対面の私にとても気さくに丁寧に話して下さった先生は、自分自身や現実を本気で良くしようと思ったら、自分を見つめて自分を知り改めていくこと、人と深く関わる事で生じる出来事と向き合い、相手としっかりコミュニケーションをとり、相手の立場に立って本気でやり取りをしていくことなのだ、と教えて下さいました。
私はその時、「全てはこれなのだ」と思ったのです。
この時のことは、今後また別の記事で書かせて頂きたいと思っています。

こうして学びはじめた私でしたが、自分の未熟さや至らなさを見つめることが出来ず、相手の立場に立つことも想像が出来ずに、逃げてしまう事が多々ありました。それでも今は、子供たちや家族に尽くせる自分になりたいと心から思っています。
先生がはじめに教えてくださったことこそが、人と関わるということであり、自分の生きづらさを克服することなのだと日々感じながら、先生のご指導のもと、仲間とともに匍匐前進しています。

これから私の取り組みなどについて、こちらでご紹介させてもらいたいと思っています。
皆さんどうぞ、宜しくお願いします。

二村 麻穂
コース生 | Comments(-)

ハートが目を覚ます時(前編)・・by さやか

諦めなければ扉は開く

こんにちは、認定ティーチャーの高橋さやかです。
ひんやりした風に乗って、キンモクセイの香りが漂う季節になりましたね。小さい頃、庭に咲いていたことを思い出して、どこか懐かしくほっとする気持ちになる今日この頃です。

今日は、私が個人セッションを担当させていただいている一般クライアントの I さんが、7年ぶりに伊藤先生のセミナーを受け、ハートが目を覚ました大きな変化を、ご本人の承諾を得てこちらで紹介したいと思います。

I さんが取り組みを始めた7年前。当時の I さんは、ご本人いわく完全な精神疾患で、その自覚もはっきりないままに、毎日をぼんやりとそして大変苦しく生きていました。
伊藤先生の著書を3冊読み、何か変わるかもしれないと直感して、当時のリラ・アカデミーを訪ねた I さんでしたが、当時はセミナーで先生にお会いしても、何かを深く感じたり、ご指導の真意を分かったりということがほとんど出来ず、今思えば、せっかくのご指導もほとんど耳に入っていない状態だったそうです。

それでも学びたい意思を認められ、晴れてコース生となった I さん。でもコースが始まってすぐにカルマパターンが激しく表面化し、伊藤先生と他のコース生があの手この手で差し伸べる手を掴むことができず、たった3ヶ月でコースをリタイアしてしまいました。
そして、ひどく妄想的な考えに囚われてしまう傾向が強かった当時の I さんは、その後、自傷行為をして病院に入院してしまうのです。

退院した I さんは、もう顔向けができない、と思いながらも自分の状況をリラ宛にメールしました。すると当時の認定ティーチャーから、伊藤先生のお言葉が伝えられました。
それは、「準備ができたらまた、いつでも門を叩いて下さい」というものでした。

I さんはそれを聞いた時、失神しそうになったそうです。
「まさか、そんなことを言っていただけるとは、夢にも思っていませんでした」という I さん。それから2年たち、I さんは当時リニューアルしたノア・アカデミーで認定ティーチャーの個人セッションを再開できるまでに回復しました。「伊藤先生のお言葉がなければ、這い上がるのは不可能だったと思います」と、当時を振り返っています。

以来5年間、I さんは毎月セッションを受けながら、停滞してしまうこともありましたが、少しずつ取り組みを継続して来ました。
私は昨年から I さんの個人セッションを担当させていただく中で、I さんが先生に教えていただいたことを元に、「ハートより大事なものはない」と感じていることが強く伝わってきました。そこで、再び伊藤先生のセミナーを受けてみては? と提案しました。

そこから I さんは数カ月間の心の準備を経て、ついにライブセミナーに参加し、7年ぶりに伊藤先生にお会いすることになったのです。

ライブセミナーに登場された伊藤先生は、I さんの顔をご覧になって、「ああ、あなたね、憶えてる」と、すぐに思い出されました。そして、感動している I さんがまだひとつも質問をしていないうちに、I さんがお聞きしたかったこと、必要なこと、全てを先生のほうからお話しになってしまい、「私そういうこと多いんだよねぇ~、あなたの時も(受講していた他の参加者に)そうだったよね!」とお笑いになっていました。

I さんは、「先生にお会いできたことで、今まで体験したことのない、ハートや頭のてっぺんの活性化を感じています」と話していました。そして I さんはその際の先生のご指導から、奇跡的な感覚を体験していきました。それはまるで、生まれ変わったかのような感覚だったそうです。

こちらはセミナー受講後の、I さんの個人ブログからの抜粋です。

「伊藤先生のセミナーを7年ぶりに受けさせて頂いて、自分の中に埋もれていた、愛が目をさましました。
伊藤先生に頂いたとしか言いようのない、ミラクルだと思います。
オギャアと言って産まれたとも言えるかもしれません。
言葉で説明しづらいのですが、先生に直接お会いして、ご指導いただいたことで、身体の中が化学変化を起こした感じです。
ご指導そのものもさることながら、さらに言葉に尽くせないものを伝えて下さるのだ、とわかって衝撃を受けています」

私は、I さんがかつて先生から与えて頂いたハートの芽を温め続け、コツコツと取り組みを継続した努力によって、再び扉が開くタイミングが訪れ、先生にお会いできる日が来たことがとても嬉しかったです。これからも、I さんを応援していきたいと思っています。

次の記事では、セミナーで先生がご指導されたことと I さんの大きな変化について、ご紹介したいと思います。

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こちらが最近の、キラキラしている I さんです。

高橋 さやか

ライブセミナー | Comments(-)

ハートで勝負!・・by 美雪

カウンセラーとして大切な心の持ち方

こんにちは。コース生の高橋美雪です。
少しずつ秋の気配を感じる季節となってきましたね。

先日私は、念願だった森林浴に行ってきました。

ハートで勝負!

こちらは、那須の茶臼岳山頂付近からの景色です。
心も身体も、ついでにお腹も満たされて、エネルギー満タン! で帰ってきました。次にまた自然を訪れる機会が、今からとても楽しみです。

前回の記事( → 「久しぶりの登場です」)でご紹介したように、私がカウンセラーとなってから半年が経ちました。あっという間の半年間でしたが、患者さんと向き合いながら、私が何度も感じる思いがあります。

「あの頃、こんなカウンセリングに出会いたかった。
こんな風に、自分の気持ちを受けとめてもらえるような存在が欲しかった。
一緒に解決していこうねって言って欲しかった。
支えて欲しかった、応援して欲しかった。
こんな場所があったら、そんな人に出会っていたら、私はどれほど救われただろう」

そんな、泣きたくなるほどの気持ちです。

私は思春期の頃、うつを経験しました。誰かに分かって欲しくて助けを求めましたが、分かってもらえた気がせず、うつを治したい一心で、当時相談に行った病院で医師のアドバイスに従って、毎朝休みなくジョギングを続けたりもしましたが、当然治りませんでした。どうしたら楽になるのだろうかと、長い間もがき苦しんでいたのです。
これらの気持ちは、過去の自分から湧き出てくる想いでした。

カウンセリングの中で私は、過去に心の底から望んでいたことを、かけてもらいたかった言葉を、自然に、目の前の患者さんに伝えていました。まだカウンセラーとしての経験は浅いですが、私の中にある大事な気持ちであり、大切な過去であることを、理屈ではないところで感じていました。

私は先日、そのことを伊藤先生にお伝えしました。すると先生は、このようにお話しして下さいました。

「カウンセリングをやるうえでの心の持ち方として、とても大切な事をあなたは掴んでいると思います。自分だったらこうして欲しかったというベース、これはすごく大事なんですよ。私の中からそれが消えたことは一瞬もないです。
自分が求めていたものを、人も求めるに決まっているんです。本当は求めているのに、求めていることすら気付いていない人も多いから、そういう場合は、本当は求めているんだよというところまで誘導しなければいけないけれど、基本、人が求めているものは同じなんですよ。
その精神が、あなたのカウンセリングをクオリティの高いものにしているんだと思います。技術やノウハウじゃなく、本当の意味での、私の言うクオリティです。世間一般のカウンセラーたちが学んでいるようなノウハウを私は教えたことはなくて。そういう意味で、一番大事なところを掴んでいると思います」


先生の言葉を伺い、先生が一番大事にされていることを自然に大事にできていたのだと、私は嬉しい気持ちになりました。
私は、先生が教えてくださることを、私を介して目の前の患者さんに伝えることができるカウンセラーになりたいのです。

まだまだ新米ですが、これからもハート勝負! で日々精進していきたいと思っています。

高橋 美雪
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親としての在り方 ・・ by 泉

ともに乗り越えて行く

こんにちは、泉です。
前回の記事(→「娘の登校しぶり」)では、当時、小学校3年生になったタイミングで転校した私の娘が、3ヶ月後に登校しぶりになった事を、伊藤先生にご相談した事を紹介しました。今日はその際に、先生が親としての在り方や子供と対する時のスタンスについてお話し下さった、とても大きく私の心に残っていることを書きたいと思います。

先生は、私と一緒の登校に慣れてきた娘に対して、私が「今日は一人で行ってね」と、突き放すエネルギーで伝えたことを、それは良くないねと仰り、そこから更に、先生のお母様のエピソードをお話し下さいました。

「小さい頃に母が私と遊んでくれた時、嫌な顔をしたとか、もういい加減終わろうよというような空気を感じたことがないという話を数年前に私がした時、それを聞いたほとんどの人が、お母さんと遊んでいても、まだやるの? といううんざりした空気を感じていたと言った。お母さんは無理して遊んでくれている、お父さんは無理してどこかへ連れて行ってくれているみたいなことを、子供がずっと肌で感じながら、親に遠慮したり顔色を伺ったりして、あ、そろそろ止めなきゃいけないのかなとか、自分ってお母さんにとってうざい存在なんだと、そういう気持ちが子供の心に幾重にも蓄積されてきているんだってことが、それぞれの話しから明るみに出たことがあったんです。
私は思春期には荒れに荒れたし、最終的に母親と絶縁したくらいだからとても苦しい思いもしたけれど、幼少期に両親が私のことを何よりも優先にして大切に育ててくれたベースがあったからこそ、今の私があるのだと思います」


と話されたあと、先生は私にこう仰いました。

「そういう意味でいうとあなたのアプローチは、『イヤイヤ遊んでくれているお母さん』と一緒なのよ。私が小学生のころ、鉄棒の逆上がりがなかなか出来なかった時に、当時ラーメン屋を営んでいた母が、店を閉めた後の夜8時半とか9時とかに私と一緒に学校まで暗闇のなか歩いていって、誰もいない夜中の校庭で、何度も何度も母が私の足を持ち上げてくれて、ひとりで逆上がりが出来るようになるまで一緒に通ってくれたことがあった。そういう時も母は嫌な顔などしたことはなく、娘と一緒に楽しみながら頑張ってるって感じでした。
うちの母からは、私が一人っ子だったから、とにかく自分が私にとって姉妹やお友達のような存在であるべきだと思って私を育てたという話を何度か聞かされましたね。オセロとかトランプとか、新しいおもちゃを買って来て組み立てるとか、何かを始める時には何でも一緒にやってくれたんだけれど、いつでも私と同じくらい楽しそうだった。
多分そういうときは、母のチャイルド人格が出ていて、私の2歳差くらいの姉妹か同じ年のお友達感覚で、自然とやれていたんだろうね。子育てをするときに、母親として一番大事なことだと思います。
そう思うと今のあなたは、娘と一緒にこの試練を乗り越えようっていうスタンスじゃないよね。付き合ってはあげるけど、ママだって忙しいんだから早く自分でできるようになってよね、っていうスタンス。出来る範囲でやってあげる、でもちょっと今日は勘弁して欲しい、みたいなスタンスなのよ。それを娘は日々、あなたのそういう思いをエネルギーとして浴びている。そういう経験を繰り返しすることによって、子供のハートは純度を落としていくんです」


こうお伝え頂いた私は、先生の幼少期と当時のお母様の姿が目に浮かぶようで、心の底から、「私もそうして欲しかった、とても羨ましい」という気持ちが湧いていてくるのを感じ、自分の幼少期のことを思い出しました。

私の実家は自営業を営んでいたため、母はいつも忙しく働いていました。それが理由にはなりませんが、母と一緒に遊んでもらったという記憶がほとんどありません。母は、おもちゃを買ってくれたり、勉強する環境を整えてはくれました。でも私には、母が一緒に何かをしてくれたというより、自分で遊んでね、一人でお勉強してね、お姉ちゃんと遊んでねと、「自分で」「自分達で出来るよね」と、距離のある場所から、物質的な物だけが与えられていた感覚が、寂しさとともに残っています。私は、自分がされて寂しかったのに、いま娘に同じ事をしてしまっているのだという事に気が付きました。

また、私がうつ病になったことはこちらで何度かお伝えしていますが(→「伊藤先生との出会い」「他人軸から自分軸への転換」)、病気になった私に対する当時の母の対応も、その延長線上でした。体調を崩したきっかけを「仕事のストレス」「食生活の乱れ」「環境や何かのせい」等、核心からそれた事柄に原因を見出そうとする母の姿に、「そうじゃないのに」と、私の心は固まるだけでした。
当時の母なりの精一杯だったのかもしれませんし、病院でお会いする患者さんの親御さんにも同様の反応をする方がいらっしゃいます。しかし私は当時、もっと共に辛さを感じて欲しかったし、気持ちに寄り添って欲しかったし、共に乗り越えようとして欲しかったのだという思いが、年月を超えて湧き出てくるのを感じました。

自分がそうされて寂しかったのに、同じことを娘に向けてしまっている事に気付いた私は、「自分の在り方を改めたい。娘にとって、苦労や困難を共に乗り越えていくような、愛情をもった母親でありたい」と、先生のお話しを伺いながら、強くそう思ったのでした。

次の記事では、先生に示して頂いた具体的な娘への接し方と、その後の私の行動の変化によって娘が学校にスムーズに行けるようになるまでの経過について、お伝えしたいと思います。

佐藤 泉
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