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真のリーダーとは・・by 谷川

柳に飛びつくカエルのように

こんにちは。谷川です。
梅雨に入り、雨の日が続きますね。
私は、雨が降るといつも、カエルがいないか探してしまいます。私のチャイルド人格が、カエルが大好きで、昔いつも遊んでいたので、ついつい探してしまうんですよね。
今回は、ケロケロと言われてきた私に(カエルの国の王子様・・by 谷川)、ぴったりのエピソードをご紹介いたします。

先日行われた、コース生を対象とした伊藤先生のライブセッションの時のことです。
私は普段、信愛クリニックで副院長を務めており、サブリーダーとしての役目があるのですが、私の力ではとてもこなしきれないことが多く、院長からもリーダーとして力が足りないことを指摘されています。そこで、リーダーとは何か、ということを先生にご質問させていただいたのでした。

先生は、そもそもあなたがどんなリーダーになりたいかだよね、と仰いながら、リーダーについて教えて下さいました。
「リーダーの素質が備わっている人は、周囲の人を放っておけないし、目の前にある問題を放置できない。一つの目標に向かってチームを組んでいるなかで、誰かがおかしなことをしていたら、気が気ではなくて口を出さずにはいられない、何とかせずにはいられない。そういう人こそがリーダーになっていく。あなただったら、身近なリーダーである院長を見ながら、この場面で自分だったらどうするだろうかと置き換えて考えていくことで、自分がどんなリーダーになりたいのかが分かってくるでしょう。本当なら、真のリーダーになるには、この人こそが本物のリーダーだと思える人の二番手として仕えていくことが一番の早道。結局、リーダーは下の者たちに尽くすのが仕事。そうするうちに自然とリーダーとして育っていくものなんだよね」

私は、リーダーとはぐいぐい引っ張っていく人の事を想像していたので、先生のお話は「そういうものなのか」と、目から鱗が落ちるようでした。そして、私には何が足りないのかを感じていました。私はどうしても自分に意識が向いてしまい、他人に意識が向かない。それは何故なのかを考えていました。

先生は、「我が強くて、ハートやパッションに基づいて自分はこうだ、というものを絶対に譲らないという生き方がベースにあってこそ、はじめて本当の意味で人に尽くせる。良い子カルマ、逃避カルマ、プライドカルマを持っているうちは、自分にばかり意識が向いてしまうから、人に尽くすことなどできない。媚びを売らず、人の顔色を窺わず、保身に走らず自分を貫いて生きてきた人が、この人にならば全てを捧げられる、と思える人に出会った時、初めて真のリーダーへの道が開かれる。真のリーダーとは、特大のハートを持っていて、美しいものを守り抜く戦士とも言える」と仰いました。

先生のお言葉を聞いて、私は自分に足りないものが、徐々に分かってくるのを感じていました。私は、「自分はこうだ」という確固たる生き方をしてこなかったし、カルマも克服できていません。ですが同時に、私の中では今「涼子」という人格が、黙っていられない、放っておけないという気持ちから他の人格たちに働きかけています。そして、他の人格たちの気持ちに少しずつ変化が起きていて、私のカルマの克服に向かって前進しているという手ごたえが確かにあります。これが、いずれはカルマ清算に繋がり、そして真のリーダーというところに繋がっていくはずだと、この先進んでいく道が明確に見えてくるように思いました。

お話が終わった後、先生は笑いながら、「最近、谷川が急に『リーダーになりたい!』って言い始めたのが、突飛だったんだよね。『突飛』って、『突然飛ぶ』って書くけど、ケロケロの谷川が『ぴょーん!』って柳に向かって飛んでいる姿が浮かんできてしまって‥。ところで、カエルって本当に柳に向かって飛ぶの?」 と疑問を投げかけました。

そこでコース生の仲間が、その場でネット検索し、「柳に向かって飛ぶカエル」というモチーフの意味を調べてくれました。
それによると、平安時代の代表的な書家である小野道風が、スランプに陥り悩んでいた時、柳に何度も飛びつこうとしているカエルを見て、「届くわけがないのに、馬鹿なことをするな」と思っていたところ、強い風が吹いてきて柳の枝が垂れ下がり、カエルが飛びつくのに成功したのを見て、「馬鹿は自分であった、自分はこのカエルほど努力していない」と悟り、その後努力を重ねて書道の大家になった、という逸話があるそうです。

これを聞いて全員が、「おお!!」となりました。私は、柳に飛びつくカエルに自分のことを重ね合わせ、まさに今の自分にぴったりだ! と思いました。

副院長を務めながら、自分の未熟さを日々感じています。ですが、先生が導いて下さる方向にひたすら努力をし続ければ、きっといつか目標に達する。それまでは、その瞬間、瞬間を精一杯生きていけばいい、そんな思いで過ごしています。少しずつではありますが、手応えはあります。今の私はまさに柳に飛びつくカエルですが、それでいい、と思います。一日一日を大事にし、努力を続けていきます。


谷川 徹也

自分と向き合う時間から・・by 谷川

日々積み上がっていくもの

こんにちは。リーダー養成コースの谷川です。
前回の記事(3daysセミナーの副産物・・by 谷川)でも紹介させていただきましたが、私は、なんと女装をきっかけとして、私の中の女性性人格「涼子」が日常でも出やすくなり、以前よりも格段に感情表現が出来るようになりました。ここまでの変化に自分でも驚いているのですが、そこには、日々「涼子」としてブログを書き続けていることも大きく影響しています。

私たちは伊藤先生から、毎日自分と向き合う時間を作ること、その時感じていることを毎日ブログに書き続けることを、教えていただいてきました。私の場合は、寝る前の1時間、お酒を飲みながら一日を振り返り、ブログを書くのが日課になっています。

以前からこの課題は続けていたのですが、その日によって、「書くのが面倒くさいな」と思ってサボってしまったり、書き始めたはいいものの、言葉が何も出てこなくて、業務報告のようなものになってしまったりと、なかなか思うようには進んでいませんでした。

しかし、「涼子」が主体でブログを書くようになってから、それが大きく変わりました。1日を思い返して、「今日はこんな事を思った、こんな風に感じた」ということがどんどん出てくるようになったのです。1日に何本もの記事をあげたくなることもしばしばです。寝る前に、私の胸にあるものを全て出し尽くそう、という気持ちで書いていると、いくらでも言葉が出てきます。

私の中から出てくるものの多くが、怒りや、悲しみ、寂しさなど、ネガティブな感情です。例えば、「寂しい」という感情。これは、今までならばあまり感じないものでした。いえ、感じないのではなく、感じないふりをしていました。「一人でも平気だし」と言わんばかりに、何も感じていないかのように、ゲームをしたり、テレビを見たりと、他の事に意識を向け、誤魔化しながら生きてきました。ですが、一人でブログを書きながら自分と向き合っていると、自然と寂しさが出てきます。話す相手が居ないこと、今この瞬間、私と感情を共有してくれる人がいないことが凄く寂しく感じるのです。

以前、伊藤先生が「寂しさという感情は、とてもまともな感情です。寂しいから人を求める。それは、愛を求める根源的な力です」と仰っていたことがあります。

寂しいという気持ちが強くなってきたとき、私は先生の言葉を思い出しました。すると、人が愛おしい、人を大事にしたい、人と関わりたい、という気持ちが出てきたのです。私は、これまで人間関係を作ってきても、どこか冷めたような所があったり、関係を破壊してしまったりしてきました。それも、「寂しい」という感情を感じないようにしていたからなのかと、腑に落ちる気持ちとともに、もっと人と密に関わりたい、という意思が出てきたことに、嬉しいような、驚くような気持ちでした。

感情を感じることの重要性を、先生は常にお話しされます。
先日のセミナーでは、「スイングして生きる」ということをお話しされていました。それは、「私はどこにも力を入れないで、いつもスイングするように様々な感情を感じながら自然体で生きているけれど、あなたたちは、たとえば良い子人格で良い所だけを出そうとしたりして、スイングせず、まるで1箇所にピタッとくっついてしまうかのようにおかしな事になっている」というお話でした。
私はそれを聞きながら、先生がかつて話された、「十分にネガティブな感情を感じることが出来ない人間は、振り子が反対側に振ることが出来ないように、ポジティブな感情も感じることが出来ない。人として、振り幅の小さい人間になってしまうんです」ということを思い出していました。

私は、振り幅が小さい人間です。ネガティブな感情を感じるのが嫌で、逃げ回ってきたからこそ、振り幅の小さい、浅はかな人間になってしまったと自覚しています。私の課題である「ケロケロ」(カエルの国の王子様・・by 谷川)も原因は同じだな、と思っています。先生のお話を聞いて、私も先生のように生きたい、と強く思いました。

寝る前の1時間、感情を出し切り、表現し終わった後、私は「今日も、私は今までより少し私らしくなった」と思います。毎日少しずつ、こつこつと積み上げたものは、揺るぎないものとして私の中に残っていき、自分らしさとは、こうして作られていくものなのだと感じています。

先日、嬉しいことに先生から、「涼子は確実にカロリーアップしてきている」と評価していただきました。この先に、「私が成りたいと思っている本当の私」が待っているように思います。それまで、スイングしながら、その日の自分を出し切る、これをひたすら続けて行きたいと思っています。


谷川徹也

3daysセミナーの副産物・・by 谷川

私に起こったミラクル

こんにちは。リーダー養成コースの谷川です。
昨年12月に行われた3daysセミナーについて、これまで2回に渡ってお伝えしてきましたが(「殻を破る!(前編、後編)」‥by俊哉)、今日はその中で起こったもう一つのミラクルについてお伝えしたいと思います。それは、先生が意図されていない、いわば「副産物」だったのですが、私の抱える問題を根底から解決する可能性があるものだったのです!

きっかけは、昨年の3daysセミナーが開催される前、クラブにどんな格好で行こうかとみんなでわいわい話していた時でした。私は「殻を破る」というテーマから、いっそのこと今までしたことのない格好をしてみようと、女装をすることに決めたのです。
ウィッグ、シリコン性のバスト、ブラジャー、スカート、ストッキング、ブーツを買い込み、さらに女装専門のメイクアップサロンに予約を入れて万全の準備をしました。
そして、クラブに行く当日の朝には綺麗にメイクをしてもらい、みんなから「かわいい!!」と言ってもらえるほど女性らしい姿になって、照れくささと、嬉しさが混ざったような気持ちでした。

涼子修正

すっかり殻を破ったつもりで、意気揚々としている私を見た先生は、しばらくの間、私のことをまじまじと見つめられたあと、半ば呆れ果てたご様子で、「あなただけが今回の主旨を全く分かっていないまま進んでいる。ここから一体どうするんですか?」と仰ったのです。
先生は、3daysセミナー前に私たちに、「“自分で自分を楽しむ”ことがテーマであり、新しい自分を発見し、それを日常に取り入れることが目的なので、仮装のように一晩限り全く違う自分になるのでは意味がない」と、今回の主旨をお話し下さっていました。それなのに、私だけが違う方向に進んでいるという先生のお言葉を聞いてはじめて、先生の意図を理解していなかったことに気づいた私は、何をやっているんだと動揺し、混乱しました。みんなの空気も一気に重いものになりました。

しかしそこで、コース生のみんなが口々に、「‥でも先生、女装をした谷川さんは、全然ケロケロしないんです」と話しはじめ、これには先生も驚かれました。
それもそのはずです。私の「ケロケロ」とは、人とのコミュニケーションのなかで分かっている振りをしたり、中身のない軽々しい返答をしてしまう私の癖について、先生が名付けたられたもので(「カエルの国の王子様」by谷川)、なんとか直そうと、先生のご指導のもと1年以上取り組んだもののなにひとつ変えることが出来ず、先生ももう教えようがない、と仰っていたほど根深い問題だったのです。

それが、女装した途端に、全く別人のように人と噛み合う会話ができるようになったのですから、先生も、みんなも驚くのは当然でした。
確かに女装したことで、私のなかにいる女性性の人格「涼子」が活性化して、強がらなくていいと思えたり、不安なときや辛いときは、そのまま晒して人に頼ればいいと思えたりする変化を感じ、みんなからも雰囲気が全く変わり話しやすいと言われました。
そして、先生とお話しするなかで、涼子の内面を一つひとつ引き出していただいたことで、改めて、これまでとは違う「涼子」の落ち着いた側面や、女性らしい意識を自覚することができ、ここまでの変化が起きたことに自分でも驚きました。

先生は私に、「これは完全に副産物だね。涼子はまだまだ生まれたてで0カロリーのこんにゃくみたいな存在だけれど、ここから涼子として日常を過ごして、最低1年はかけて涼子を育てて行けば、ケロケロを根本的に直せるかもしれない」と仰いました。私は予想外の展開に戸惑いと驚きを感じるとともに、先生が私の可能性に道を示して下さった喜びで、「涼子として頑張って行きます!」とお答えしていました。

それから私は、先生のご指導通り、自宅でお化粧をしたり鏡でチェックしたりして、普段から涼子でいることを意識し、人と接する時にも女性らしく柔らかい雰囲気になるように努めています。職場や日常のなかでも周りからは、話しやすくなったと言ってもらい、私自身も、特に人に対して上から物を言うようなことが目に見えて減ってきていると感じ、とても嬉しく思っています。
その代わりに、今までならばあまり感じてこなかった、寂しい、という感情がわっと湧き出し、悲しくて動けなくなってしまうようなことも度々起こるようになりました。しかしこれも、私の成長のために必要なプロセスなのだと、感じたことをそのまま受け止め、出てくるままに表現する日々を過ごしています。こういうことをフラットに受け止められるようになったのも、私にとっては大きな変化でした。

今回私に起こったことは、副産物とは言え、ミラクルとしか言いようのないことでした。これも、人格統合を生み出された先生が起こされたミラクルです。何をやっても上手くいかず、悩み続けていた日々のことを思うと、ずっとご指導下さった先生に感謝の気持ちでいっぱいです。今後もこの気持ちを忘れず、自分を変えるべく取り組みを続けて行きたいと思います。


谷川 徹也

ケロケロ医師の成長・・by 谷川

「病を診る」から「人を診る」へ

こんにちは。アースカレッジのケロケロこと、谷川です。
私は、「カエルの国の王子様」の記事に書かれているように、重い話題を受け止められずに軽い返答をしたり、どっしりと落ち着いていられず早口でまくしたてたりと、その場にそぐわない言動をしてしまい、人と噛み合うコミュニケーションができないという問題を抱えています。そんな私ですが、このケロケロ問題に取り組むうちに、日々の診察のなかで少しずつ変化が表れてきました。

以前の私は、教科書で学んだ医学的知識をもとに、患者さんに対して血圧の数値や、検査結果がどうだったかという話を一方的にするばかりでした。患者さんから辛い気持ちを打ち明けられても、「辛いのは分かりますが、頑張って行きましょうね」と声をかけるのが精一杯で、それらを受け止めることも、患者さんの心に寄り添うことも出来ませんでした。

しかし、医学的知識をひけらかしてしまうのも、患者さんのネガティブな感情を受け止められないのも、自分が褒められたいという欲求が強く、さらにネガティブなものを感じたくないが故に人の気持ちをスルーしてしまうチャイルド人格の「考」の意識がそうさせているのだと、先生に指摘していただくなかで分かってきたのです。
そこで、「考」ではなく、アダルト人格が中心となり診察が出来るように意識して変えて行く、という取り組みを日々続けました。そうすると、知識を振りかざすことは減り、これまでよりもずっと患者さんの気持ちを受け止められるようになりました。患者さんと同じ目線で問題を共有出来るようになってきて、自然と患者さんとの繋がりも深くなってきました。

先日はこんなことがありました。息子さんを亡くされ、それ以来ずっと気分が落ち込んでいるという患者さんが来られたのです。以前の私ならば、患者さんの悲しみを受け止めることができるだろうかと不安になり、その場を誤魔化すようなことを言ったと思います。
しかしその時は、1時間近くの診察の間、患者さんの思いに同調して、ただただ話を聞いている私がいました。その方は、悲しんでばかりいられないと、無理に明るくしようとしていたのですが、私は先生から教えていただいているように、悲しみはしっかり受け止め、それを表現することが今は必要なことだと伝え、薬は出さずに診察を終えました。
次の週、来院された患者さんはどこか晴々とした顔で、「前回の診察で気持ちを受け止めてもらい、悲しみを否定せずしっかりと感じ、それを家族と共有したことで、とても気持ちが楽になった」と仰っていました。
こうして、患者さんの気持ちを真正面から受け止められるようになったことは、とても嬉しい変化でした。

また、アースカレッジで学ぶようになるまでは、医師として、医学的な観点から体の問題に関することばかり学んできましたが、最近では体の問題と心の問題を繋げてとらえられるようになりました。これらの深い観点も、チャイルド人格が中心となって診察していたときには、全く見えないものでした。
例えば、胃炎や胃潰瘍が精神的なストレスで発症することは広く知られていますが、以前の私ならば、胃が痛いと訴える患者さんには胃カメラを行い、胃酸を抑える薬を出すといった具合に、体へのアプローチしか出来ませんでした。しかし、患者さんの目線に立って心に寄り添い、その方がどのような環境で育てられたのか、どのような人生を歩んできたのか、どのような気持ちを抱えていたのかを知ることで、なぜ胃が痛くなるような症状が引き起こされたのかが分かるようになってきたのです。

私は伊藤先生から、私の分裂人格たちがどのように生まれ、どのような歪みを抱えているのかを教えていただき、自分の問題の根源が明確になってきました。それと同じような視点で患者さんにも向き合うことで、患者さんが抱えている根本的な問題が、以前よりもクリアに見えるようになってきています。
限られた診察時間の中で充分な心のケアをすることは難しいですが、伊藤先生のもとで学んだカウンセラーたちと連携して治療を進めることで、薬を使わずに治癒する方や、治癒までの期間が短く済む方も多く、治療が難しいとされている疾患を抱えている方が改善するケースも出てきています。悩みを抱えて辛そうにしていた患者さんの病が改善され、晴れやかな表情を見ると、心から良かったと思います。

残念ながら、私のケロケロ問題はいまだ解決したわけではなく、今も取り組みを続けているところです。しかし、伊藤先生に導いていただいたことで、これまでは患者さんの体の「病」にしか向き合って来られなかった私が、患者さんという「人」に向き合えるようになってきた実感があり、今までにない、より良い医療を提供しているという自負が、私の医師としての誇りとなってきています。

これからも自分とも人とも向き合い続け、人を癒すという医師としての使命を全うしていきたいです。


谷川 徹也

カエルの国の王子様・・by 谷川

ケロケロから、人間へ

みなさん、こんにちは。カエルの国からやって来た王子こと、谷川です。
突然のことで、さっぱりお分かりにならないかと思いますが、これは伊藤先生が私に付けて下さったものなのです。今回は、このユニークな名前が付いた経緯と、私の取り組みについてです。

先生が私の事を「カエルの国の王子様」と呼ばれるようになったのは、昨年の6月のこと。私が内科から心療内科へと専門を移し、信愛クリニックで勤務を始めた直後でした。たまたま信愛クリニックを訪れていた先生が、勤務中の私の姿をご覧になって「谷川って白衣を着て笑っていると、ペカっとしていて、カエルの国の王子様みたいだよね」と仰ったことから、この名前が付いたのです。

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ちなみに、左が信愛クリニックの院内に貼られている私の写真、右が先生の鳥さん「うらんちゃん」のお友達、ケロケロカンパニー社長とその御曹司です。こうして並べてみると、とても他人とは思えません‥。

ですが、私がカエルの国の王子様と言われるのは、見た目だけではない深い理由があります。
私はもともと、重い話題をまえにみんなが沈んでいる時に、その重さを受け止められずに浮き上がったように軽い返答をしたり、どっしりと落ち着いていられず早口でまくしたてたりと、その場にそぐわない軽い言動をしてしまうことが度々あります。先生は、そんな私の様子が、まるでなんの考えもなしにカエルが鳴いているかのように見えることから、「また谷川がケロケロしている」と表現されるようになりました。そして、伊藤先生は「谷川の問題はすべてケロケロに集約されている。これを改善させることが、谷川に一番必要な取り組みだ」と仰ったのです。

先生が、ユーモラスに表現してくださった私のケロケロ問題は、実はとても深刻で、私が人とのコミュニケーションをうまく取れなかったり、物事の重みや、深みを理解できないという問題に直結しているため、なんとしても直さなければと、努力を続けてきました。

先生のご指導のもと、ケロケロしてしまう「徹(とおる)」という人格ではなく、人の顔色を伺わずに怒りを表現できる「恭(きょう)」という人格を前面に出したり、外見を磨いたり、不安が強いチャイルド人格のケアをしたりするなかで、日々の診察においても、患者さんから、別人のようだと言われるほどの変化を遂げてきました。
それでも、どうしてもケロケロ率を一定以下に下げることはできず、一体どうしたらいいのだろうかと行き詰っておりました。

しかし最近、この問題を解決するための、大きなきっかけをいただいたのです!
伊藤先生が、私がケロケロするときに、まるで機械仕掛けのようで、芝居がかっていることから、ケロケロの正体は実は徹ではなく、チャイルド人格の「考(こう)」と「てつ」が、徹や恭などのアダルト人格を操作しているのではないかと見抜いたのです。それはまるで、頭部にあるコックピットにチャイルド人格が座り、レバーでガシャーン! ガシャーン! とアダルト人格を動かしているようなものだと先生は仰いました。

はじめは、「そんなことが本当に起きているのか!?」と驚きましたが、確かに私がケロケロするときは、考が自慢げに行動している時や、てつが不安を誤魔化そうとしている時だと合点がいき、チャイルド人格がアダルト人格を操っているという、先生のあまりにも的確な洞察に、「そうか、そうなのか!」と深く納得しました。
それはつまり、日常生活での主導権を、かなりの割合でチャイルド人格に明け渡して過ごしているということです。子供が大人を操って好き勝手にしているという大問題が起こっているにも関わらず、チャイルド人格達はまだ、事の深刻さを理解しておりません。考は舌を出してケロリとしており、てつは「怖い怖い」とコックピットにしがみついている状態なのです。

先生は、チャイルド人格をアダルト人格のコックピットからつまみ出すことと、チャイルドケアを行うことが必要だと仰いました。先生が指導して下さったことで、これまで私が抱えてきた大きな問題に、ようやく解決への道が見えてきたのです。
この取り組みは始まったばかりですが、今後も集中的に続けて、ケロケロから、私の目指す、先生のような本当に愛のある人間へと変わっていきたいと思います。


谷川徹也
FC2 Management