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花を咲かせる・・by 谷川

精一杯の姿から

こんにちは。コース生の谷川です。
新型コロナウイルスの流行も少し落ち着きを見せてきました。まだまだ第2波に備えて油断が出来ないところではありますが、ほっとした方も多いのではないかと思います。

突然ですが、皆様は花がお好きでしょうか?
今回は、私が花を眺めながら思い出した先生の教えを皆様にシェアしたいと思います。

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これは先日私が近所の生花店で買ってきた花です。私は昔から花が好きで、つい色とりどりに咲く花々に見入ってしまいます。その美しさだけではなく、精一杯生きている歓びを表現しているかのような姿に思わず感動してしまうのです。

この「精一杯」という言葉、私が今一番大事にしていることです。そのきっかけは先生がされた二つのお話でした。
一つ目は私が「美しく生きたい」という思いから、「人はどういうときに美しいのでしょうか」と質問をした時のお答えでした。
先生は、「精一杯に努力をしているときにこそ、人は輝き、感動を呼ぶものです。出来ていることが素晴らしいのでは無く、一生懸命にやっている姿にこそ人は感動する。ある意味で未熟であるからこそ美しいのです」と仰いました。私は目から鱗が落ちたような気持ちで、そのお話を聞いていました。今思い返すと、私が「未熟でもいいんだ」と思えた最初のきっかけだったように思います。

二つ目は、私が診察をするときに不安を感じることについて相談をしたときです。私は人からどう思われているかという事ばかり考えていて、診察している時もいつも「失敗するのではないか、人から批判されるのではないか」と思うと不安で仕方がありませんでした。
先生は、「あなたは、自分がどう思われるかどうかばかり考えているから不安になる。私ならば目の前にいる人に常に精一杯だから不安になどならない。相手のために最大限力を尽くしたいと精一杯やっていたら、自分の事を考える余裕なんて無い」とお話をされました。

私はその時、すぐには先生の言葉の意味が理解出来ませんでした。ですが先生の仰るとおり、「とにかく精一杯やろう、自分の評価は精一杯やりきれたかどうかで決めよう」と思い、努力を始めました。
すると段々に、先生の仰っていることが分かるようになってきたのです。相手のために可能な限り尽くそう、と思っているうちに確かに自分の事など考える余裕が無いこと、そして「最大限やっているならば、それを誰にどう思われようと気にならない。自分は精一杯やっているのだからこれが限界だし、それが私の実力だからそれでいいのだ」と思えるようになってきたのでした。人の目ばかりを気にしていた私にとってこれはとても大きな変化で、不安を感じないようになっただけで無く、精一杯やった分だけ自信が積み重なっていき、成長の土台ともなったご指導でした。

ところで、「花開く」という言葉は人にも使うことがあります。
私はこの言葉が好きで、日本人が生み出した最も素晴らしい表現の一つだと思います。精一杯な生き方こそが最も美しく、人を感動させるものだということは昔から同じなのだ、ということの証のように思います。

ちなみに、私のチャイルドである「てつ」も草花が大好きで、歩いていると二人してあちこちに咲いている花に目を奪われ足を止めてじっと見入ってしまうことがあります。

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こちらはイヌフグリです。どこにでも咲いている花ですが、私は昔からこの美しい色、小さくて可憐な姿が大好きでした。私がこれだけこの花に魅入られるのもこの花が精一杯生きていて、生命力に満ちているからだ、と思うのです。

先生から教えていただいた「精一杯」という言葉は、私にとってもはや生きる指針になっていると言っても過言ではありません。日々を精一杯やりきって積み上げていった先に、いつか花を咲かせる、そんな美しい生き方をしていきたい、と思います。

谷川 徹也
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