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私が目指していく道・・by 麻衣

医療現場から見えてきたもの

こんにちは。リーダー養成コース生の佐藤麻衣です。
今日は、私の新たなるチャレンジについてお伝えします。

人に尽くしたり、もてなしたりする感性に乏しく、与えてもらって当然と言わんばかりの受け身の在り方が、昨年から炙り出されている私は、人に気を遣わせてエネルギーを奪うのではなく、人をもてなせるようになることを課題に、先生に道を示していただき取り組んでいるなかにあります。 そうして自分の実態と向き合いながらも、今私は、かつてから目標のひとつとしてきたことに向かって学ぶ日々を送っています。

私は昨年11月までは、看護師として働いていました。はじめは急性期病院の、呼吸器内科・外科をメインにした混合病棟に配属されました。できた看護師ではありませんでしたが、伊藤先生のもとで学ぶようになり、病気のすべてが、身体に現れた心の不調のサインであることを知ったところから、心の問題が解消されないままに、手術や投薬で症状を抑えられれば良しとされる現代の医療に、強い違和感を覚えていったのです。

そして転職のタイミングで、児童思春期の患者さんを主な対象とした、精神科病棟で働くようになりました。
しかし、精神科であっても、心の問題を根本からの解決に導ける医療者は、ほとんどいません。精一杯の介入をしても、向精神薬で症状を抑え、日常生活を何とか送れるようにすることがやっとであり、私も同僚たちもそんな現状に強い無力感を抱き、悩んだり、沈んだりすることが多くありました。
患者さんは良くなりたくて精神科を受診したのに、本当の意味での治療となっていない現状に、私はこのままではいけないと強く思うようになりました。そして、患者さんの根本の問題にアプローチができるようになりたいという思いが、看護師として働いていきたい思いを上回っていったのです。

伊藤先生のもとを訪れるクライアントさんのなかには、重度の精神疾患を抱え、治療困難と医師に言われていた人が何人も居ました。それでも先生のもとで取り組むことによって、明らかに症状は良くなり、完治にまで至っているのです。
先生は、その人たちの核心の問題を明らかにするだけではなく、これに取り組んでいけば確実に良くなる、とその人自身がイメージできるところまで道筋をつけられます。そして、徹底的に目の前の人に真剣に関わる先生の人間性に触れて、本当に先生を信頼して取り組もうと思えるのです。私は、まさに先生が教えられていることこそが、現代の医療を超えた本物の医療だと、心を揺さぶられたのです。

そして、先生が教えられていることを、「究極の精神医療だ」と誰よりも感銘を受けた人物が居ました。大船で「信愛クリニック」の院長をしている、井出さんです。
井出さんは、内科医でありながら、心の問題も診られるようになるべきだと考え、長年医師に向けてのセミナーなどを行ってきた方です。伊藤先生のご指導のもとで、薬に頼らない、真の精神医療を本気で実現したいと、5年前から学んできました。そして、患者さんが、もっと心の問題に向き合える環境を作りたいと、伊藤先生とともに、それを実現に向けて動かしてきたのです。

井出さんは、はじめて伊藤先生のもとで学ぶ生徒同士のやりとりを見たときから、ほとんどのコース生が、一般的なカウンセラーのレベルを凌いでいると驚いたそうです。そして今では、信愛クリニックで、伊藤先生のもとで学んできた人たちが、カウンセラーとして勤務するようになったのです。
私自身も、信愛クリニックでカウンセラーとして機能できるように、今はコース生数名にモニターとなってもらい、経験を積みながら準備をしています。

そんななかで、9月に行われたライブセミナーでは、今月から信愛クリニックでのカウンセリング業務をスタートさせた高橋さやかさんから、カウンセリングについての質問があり、それに対する先生のご指導が、私にとっても非常に大切なことでした。

それは、ある患者さんの事例に対し、気持ちに優しく寄り添って話を聞くことと、厳しく現実を直視するよう話していくことと、飴と鞭のバランスをどのように取っていったらいいのか、どう伝えていくべきなのかという質問でした。

私は、なかなか難しいことだな…と思いながら話を聞いていたのですが、先生はそれに対して、「何だか、変な質問だね」と仰いました。
「どう伝えるもこう伝えるもない。セッションっていうのは、はじめからこうしようと決めて臨むものじゃない。セッションというのは、目の前の人にただただ尽くす時間。そこに最善を尽くすんです。自分にできる最大限のものを、限られた時間の中で相手に与えられるかどうかなんです。主人格が居て、ハートが機能していれば、相手のスピリットと自分のスピリットが自ずと仕事をして、自然と言葉が出てきたり、何かがピンときたりする。ハートが機能していれば、最善の結果にしか行きつかないんです」

私はそれを聞いて、ハートを機能させ、最善を尽くしてセッションをすれば、道が開けてくるんだということに、自分を信頼できる感覚になり、どっしりとしてくるのを感じました。今はうまく人をもてなすことが出来ない私ですが、目の前の人へ自分の精一杯の思いを込めて、尽くせる人間になるんだという思いを強くしたのです。

私には、まだまだ課題が大きくあります。しかし、その1つひとつに取り組み、患者さんたちの心の問題に寄り添いながら、道を示すことができるカウンセラーになれるよう頑張っていきます。


佐藤麻衣
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