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内なる家族を作る・・by 宮地

あたたかくもニュートラルな目で

アースカレッジでは、8月5日に人格統合強化セミナーが開かれ、前回のセミナーでテーマとなった「静かな意識」で、参加者それぞれの人格統合をさらに大きく進める1日となりました。

参加者からは、「前回のセミナーを経て、それぞれの人格の存在をこれまで以上にはっきり感じられるようになった」、「『静かな意識』でいれば大丈夫という安心感がある」という声のほか、私のような医師や看護師、カウンセラーといった医療関係の参加者からは「患者さんに、より同調できるようになった」との声が上がりました。
その一方で、「セミナーでは静かな意識を掴めたが、その後ぼやけてしまった」という参加者もいました。これは、大なり小なりほぼ全員に共通する問題でもありました。

先生はそんな私たちに、「ぼーっとしている時ってある?」と話し始められました。
「静かな意識を別の表現にすると、ぼーっとしているときの意識。いろんなことが頭に浮かんでも、それらに反応せずただやり過ごす。思考があると色々なことが分析されたり決めつけられたりするが、思考が止まるとインスピレーションが働いて人格の動きも見えてくるし、様々なメッセージも受け取れるようになるのです」
そう言われてみると、私はこれまで、ぼーっとしていることはよくありますが、実際にはその場と関係ないことをごちゃごちゃと考えていて、ぼーっとしているというより、気が散っているという状態がほとんどだったと思います。

続けて先生は、分裂人格のカルマと性質の違いについて、こうお話しくださいました。
「どの人格にも陰と陽、裏目と表目があるが、裏目に出たものがカルマとは限らない。例えば、生真面目な人格は内省的でうつになりやすい一方、責任を果たすし、何があってもやるべきことはきちんとやる。この真面目さはカルマではなく個性で、人格の持っている特質です。『静かな意識』で人格をニュートラルに見ることで、自然と前に進む前提で問題が紐解かれ、道が開かれていくのです。ニュートラルというのは本来温かくも冷たくもなく、無機質なもの。ただ、あなたたちはハートを育むことを学んでいるのですから、母親のような温かさをニュートラルにプラスしたほうがいいですね」

先生の話をお聞きして、私も人格の裏目と表目について感じてみました。
まず、良い子人格の「星野」が「表目は真面目なところ、裏目は融通が利かないところ」と考えながら、思考的に良し悪しを判断して通知表をつけている気分になり、胸がぎゅっと苦しくなりました。
そこで、一緒にワークをしていた仲間から「ぶん子から見るとどうなの?」と聞かれた私は、私のなかの女性性人格「ぶん子」のお母さん的な目線に立ってみました。すると、先生がお話しされた、「人格統合のゴールは、ほかの人格たちと家族のように一致協力して物事に向かうこと」という言葉がとてもしっくりきて、温かくニュートラルな、「静かな意識」になっていくことを感じました。

そして、ぶん子が星野に、「すごく真面目で、やることはやるのだけど、頭が堅いっていうか『遊び』が無いのよね」という言葉をかけると、星野は自分の事をそのまま認めてもらえたように思い、じわっと心が温かくなるような安心感が胸の内にひろがりました。
先生が仰る「内なる家族」とは、日々こういうことを積み重ねて、人格同士の心が繋がっていくことなのだと実感した瞬間でした。

セミナー後、人格同士の関係性だけではなく、実生活でもこんな変化がありました。
私には大学4年生の息子がいますが、「来年には社会に出るのだから、しっかりして欲しい」との気持ちから、つい一方的に厳しい言葉をかけてしまいがちでした。しかしセミナー後は、息子が本来持っている性質をニュートラルに捉えられるようになり、真面目で優しく家族想いの息子の姿が自然と見えて、愛おしさを今までよりいっそう感じるようになってきました。
私自身をニュートラルに受け入れられたことから、自分とよく似た息子に対しての気持ちも変化したのだと感じています。

人格統合強化をタイトルにした1dayセミナーは、今回で4回目となりましたが、数回のセミナーではとても網羅しきれないほど、じっくり掘り下げていく必要があるテーマのため、人格統合強化セミナーはまだまだ続くと伊藤先生は仰っています。
奥行きと深さを増していく人格統合にわくわくするような心の高まりを感じると同時に、私の人格たちとも、現実の家族とも、あらゆることに一致協力してものごとに向かえるよう、人格統合を進めていきたいです。


宮地 文也
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