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内側と外側を繋げる・・by 俊哉

マイワールドからの脱却

みなさん、こんにちは。佐藤俊哉です。
「基盤となるもの」でお伝えしていたように、4年の歳月を経てようやく人格が出揃った私は、「ここから人格統合を進めるんだ!」と意気込んでいたのですが‥、新たな壁に突き当たりました。今回はそのことを書きたいと思います。

それは、6月に開かれた「人格統合強化セミナー」でのことでした。伊藤先生が教えて下さった「静かな意識」を参加者みんなが体感していく中で、私だけがどうしてもその「静かな意識」に入っていくことができなかったのです。
その理由は、私があまりにも自分のことばかりに浸るマイワールドが強く、仲間が心の内にあることを感じながら話している時でさえ、相手に同調できず、自分自身のことに意識が向いてしまったためでした。
自分だけが「静かな意識」を体得することが出来なかったショックで、セミナーでは最後まで一人浮いた状態になり、マイワールドな自分に心底失望しました。そして、そこから一体どうすればいいのか分からず、途方に暮れました。

そこでまず私は、「マイワールドを打破するには」と、自分なりに考え抜いた末の結論として、「常に相手の立場に立つことを意識していきます!」と自信たっぷりに先生にお伝えしました。それをお聞きになった先生は、「それもマイワールドのままで相手の立場に立つということでしょ? すごく外してる」と半分呆れたように仰り、私はさらに落胆しました。

そして先生からの「ところでみんなは、マイワールドではない状態とはどういうことか分かっているの?」との問いかけに、仲間のひとりから、「相手のことが気になってしかたがない、相手に伝えずにはいられない状態」という答えが返ってきました。私は、自分の内面しか意識していなかったことに気づかされ、仲間が言っていたような気持ちで人と話していきたいと思いました。

しかし、いざやってみようとしても、どうしても心の底から「相手に言わずにいられない」という衝動が出てこないのです。その姿を見た仲間から、私が真に人を愛すること、関わることができないという、以前から先生に指摘をいただいていた根本的な問題があることを言われ、私は、そうなのだと深く納得しました。同時に、そうでありたくないと強く思ったのです。

そこで、自分自身を愛せない人間が人を愛することなどできない、まずは自分のチャイルド人格を愛することから始めようと思い、先生にそうお伝えしました。
すると先生は、「またそこでマイワールドに行ってしまう」と仰いました。また外してしまったと意気消沈する私に、先生はこのように道を示してくださいました。

「人格統合というのは、内側でやっていることが、そのまま外側に反映されることが前提。それがマイワールドで内側限定になると、ただの自己満足の人格統合ごっこでしかなくなり、現実に反映されなくなる。本来は、ある人格をケアすることにより、現実レベルでも周囲の人たちとの関係性がこんな風に変化していくという風に、どちらも繋げてイメージした上で取り組んでこそ本来の霊的探求であり、人格統合です」

頭打ちが何度も続き、迷走していた私は、先生のお言葉を聞いてはっきりと自分がしていくことが分かり、霧が晴れる思いでした。
如何に今まで自分が内観に留まり、自分の内面の変化だけを見ていたのかを痛感しました。

そして内側で起こっていることを外側にも反映させると意識するようになったことで、最近では、内側での取り組みが現実に人との関わりに反映されていく実感を得られるようになってきたのです。

例えば、歯科医として診療しているときのことです。
私のなかの自己主張の強い人格が、患者さんに自分の考えを押しつけてしまうようなとき、女性性の温和な人格が「言っていることは分かるけれども、もっと相手の立場や背景に目を向けることじゃない?」と声をかけることで、患者さんとフラットに話が出来るようになったり、難しい治療に対して「失敗したらどうしよう」と、異常に緊張する優等生人格に対して、これまで実績を積んできた大人の人格が、「大丈夫。一つひとつ手順を踏んでいけばいいだけのことだから」と声をかけることで安心して治療に集中出来たりという具合に、現実レベルでの変化があります。

また、これまで以上に、人格同士、日々起こる様々なことに対して、ああでもない、こうでもないと話すようにしてみたことで、現実でも妻と話す時間が増え、本音でぶつかりあうことも多くなりました。息子に対しても、これまでは彼の反応を気にするあまりどこか遠慮してしまうところがあったのですが、こまめに声をかけるようになるなどの変化が起きています。

このように、常に内側で起きることと外側で起きることを繋げる意識が生まれたことで、少しずつ現実に変化が現れていることが嬉しいです。今後もこれを続けていき、人格統合を通じて、真に人と繋がれるようになっていきたいと思っています。


佐藤俊哉


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