思うままに描きました!こんにちは。高橋恵子です。
11月のあ~スカCaféイベントは、「自己表現」をテーマに、芸術の秋を満喫する1日となりました。今回はその様子をお伝えします。
会場になったのは、かつて小学校だった校舎を施設として貸出ししている「四谷ひろば」です。木造校舎の中に入ると、子どもの頃を思い出すような昔懐かしい雰囲気に、自然とみんなの表情が緩みます。

「さぁ、はじめますよ!」
優しくもどこか気難し気な美術の先生になりきって、場を仕切る俊哉さん。すっかり恒例となった先生役に、俊哉さんもノリノリです。

「いっちにー! いっちにー!」
まずは、思いのままに絵を描けるように固まった指先をストレッチ。みんなで一緒に指を動かしているとなんだか楽しくなってきて、自然と笑顔がこぼれる一同。
リラックスしたところで、いよいよアートの時間です。
テーブルには、色とりどりの絵の具や、色鉛筆、ペンなどがズラリと並び、紙も大小様々なサイズから、好きなものを選んでいきます。

「どれにしようかな〜」
どれで描こうかと目をキラキラさせる人。いつまでも決まらず考え込んでしまう人。
何を描きたいかをイメージしながら画材をピックアップしていくことにも、それぞれの個性が表れていました。
そして、絵を描き始めると、なかには描いても描いても納得がいかず、イライラし始める人もいましたが、そんなフラストレーションも含めて、その瞬間に溢れ出てくるものを描き出していきました。
ある人は原色で力強く絵の具を垂らしたり、ある人はマジックインクで紙を重ねて表現したり、またある人は紙がびしょびしょになるまで絵の具を塗っていたり‥、思いのままに描くことにみんなが没頭するうちに、あっという間に時間が過ぎていきます。
そうして完成したお互いの作品を並べてみると、どれもそれぞれの世界観が表れた個性的な作品ばかりでした。その中のいくつかを皆さんにご紹介したいと思います!
まずこちらは、金子さんの作品です。

金子さん 「手が繋がりあい、個性がぶつかる、重なるイメージを思いのままに描きました」
はじめは、なかなかイメージがわかず、有名キャラクター風のポップな落書きを何となく描いていた金子さんでしたが、次第に、みんなと繋がりたいという気持ちが出てきたそうです。
私は、表現すればするほど、金子さんの奥にあるアーティスティックな感性が開いていっている様子を感じました。真ん中に描かれた、人と繋がろうとしているいくつもの手が、とても印象的です。
お次は、俊哉さんの作品。

俊哉さん 「感じるままに原色を重ねていくと、途中から苦しくなり、外へ発散しようと思って描きました」
大きな紙の中心に描いた原色の塊。内側にある激しい感情が外に広がっていこうとしている様子から、普段はとても穏やかな俊哉さんの、内に秘めた強いパッションが伝わってきます。他の参加者から「カッコイイ!」という声が上がり、うちの小学1年生の息子もお気に入りの作品でした。
そしてこちらは、一般から参加されたCさんの作品です。

趣味で木工アート作品を作られているCさんらしい、アーティスティックな作品。
俊哉さんの作品にインスパイアされたというCさんは、原色の絵の具を指につけて、最後まで集中して描き上げていました。
まるで一枚のスカーフのような統一感のある作品には、Cさんのクリエイティブな感性と、大胆さと繊細さが程よくミックスされています。私はこんなスカーフがあればぜひ欲しいです!
絵を描くワークが終わった後には全員が脱力してしまうほど、知らず知らずのうちに、描くことに熱中していました。
そして、それぞれの作品についてシェアし合う時には、目に飛び込んでくる形や色がダイレクトに心に届いてくることに、感動したり、圧倒されたりしながら、それぞれが互いに感じることを、そのままに伝え合いました。
私にとっては、伊藤先生から学んできた、思いをそのまま表現し合うことと、その喜びを、こうして自由に絵を描いてみんなと共有できた充実感で一杯の一日でした。

それぞれの作品と、晴れやかな笑顔です!
今月のあ~スカCaféは、アースカレッジにて、選りすぐりのスイーツとドリンクをご用意してみなさんをお待ちしています!
高橋 恵子
12月 あ~スカCaféのお知らせ 日 程 : 12/16(日)
時 間 : 13時~16時(受付12:45より)
参加費
: 3,000円 (当日会場にて、お支払い)
場 所 : アースカレッジ
JR山手線 品川駅 港南口(東口)を出て徒歩約8分
連絡先: 電話 03-5460-8820
e-mail info@earth-college.com
※ お申込みは、メールや電話で承っております。